☆2 ニコ・ヒュルケンベルグ
ジョリオン・パーマーとサインツ相手に予選は19勝1敗。とくにシルバーストーンでの6位、100%アタック能力は見事だった。ルノーワークス1年目のエースとして孤軍奮闘、アドバイザーのアラン・プロストも絶賛。初表彰台はキャリア8年目となる2018年シーズン序盤か?
☆2 キミ・ライコネン
獲得ポイントでは12年207点に迫る205点、2016年の186点を上回っている。9年ぶりPPのモナコGP、P2のイギリスGPとマレーシアGP、マシンと一体化したときの速さはけして鈍くはない。なによりもセバスチャン・ベッテルとのコンビネーションにおいてチームに貢献、兄貴分的な役割で彼を駆り立てる。冷静に見回すなら2018年契約で他の選択肢はなく、いまチームの和を保てるのはキミしかいない。
☆3 バルテリ・ボッタス
いきなり初めての家に招かれ、自分の居場所を見つけるのはたやすくはない。メルセデス新人の気苦労は相当なものだったはずだ。予選“7勝13敗”、コテンパンにやられたかに見えるが2年前のニコ・ロズベルグも“7勝12敗”で大差ない。史上最高『PPキング』に挑んだ“チーム・ルーキー”としては健闘と言えるだろう。ポップスター気取りのルイス・ハミルトンが太陽光なら、北欧育ちの彼は月光のよう……。