☆4 ルイス・ハミルトン
2017年後半のW08は“ルイス・オーダーメイド”といっていいマシンに変化していった。前後のスライド・アングルがステアする手の角度とシンクロしていて、意のままにコーナーをクリア。勝つたびにインタビューで技術陣に感謝、まわりに気配りをする四冠王。
☆5 マックス・フェルスタッペン
満点星をマックスに――。四冠王二人の対決にあちこちでからみあい、タイトル・マッチを“攪乱”。なにも怖れず立ち向かうレーシング・スピリットこそ、複雑化・政治化したいまどきのF1に刺激を与えた(本人はそう思っていなくとも)。もしこのオランダ人がいなかったら、17年は単調な筋書きで結末を迎えたことだろう。ハミルトン以上の☆をちりばめたい。