今年のF1モナコGP決勝の注目点は、ふたつある。ひとつはポールポジションからスーパーソフトタイヤでスタートするレッドブルのダニエル・リカルドと、予選で2台そろって燃料ポンプに不具合が発生していたメルセデス勢のペースがどうなるか。もうひとつは、天気だ。

 まず、リカルドのペースについて。Q3に進出したトップ10ドライバーは、Q2で自己ベストタイムを刻んだときに装着していたタイヤでスタートしなければならない。そして、Q2ではリカルドのみ、ウルトラソフトではなく、スーパーソフトを使用してベストタイムを記録した。

 当然ながら、ウルトラソフトよりもスーパーソフトのほうが硬いコンパウンドなので、長い距離を走ることができる。つまり、リカルドがポールポジションからトップを走行する場合、2番手以下のドライバーが先にピットインすることになる。そうなると第1スティントのリカルドのペースしだいで、後続のドライバーたちの判断が分かれる可能性がある。

 リカルドのペースを左右する要素のひとつが、メルセデス勢だ。もしニコ・ロズベルグとルイス・ハミルトンが予選で起きた問題を解決し、決勝ペースでリカルドを上回るようなら、逆転のチャンスはある。逆に、ウルトラソフトでスタートするメルセデスの2台が、スーパーソフトを履くリカルドに追いつけないようなら、かなり厳しい戦いになるだろう。

 ちなみにピレリのレーシングマネージャー、マリオ・イゾラによれば「ウルトラソフトは30周前後、スーパーソフトは50周以上もつ」という。

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