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F1 ニュース

投稿日: 2016.06.21 09:21

メカUPDATE:バクーのコース特性と勝者メルセデスの「スプーン形」ウイング

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F1 | メカUPDATE:バクーのコース特性と勝者メルセデスの「スプーン形」ウイング

 このようなバクー・シティ・サーキットのコース特性を踏まえて、各チームのアップデートを見てみよう。まずは、ニコ・ロズベルグが勝利を飾ったメルセデスから。

メルセデスW07

 メルセデスは、予想されたとおり、カナダで短時間だけテストした曲線的なリヤウイングをバクーに持ち込んだ。昨年スペインとイタリアで使われたものと似たこのウイングは、ロードラッグ/ローダウンフォースを狙ったデバイスで、基本的には翼端部で発生するダウンフォースを減らし、それと引き換えにウイング全体のドラッグを軽減しようとしたものだ。

メルセデスW07

 他チームでは、中央部分の迎角を浅く、翼端部を深くしたロードラッグウイングも見られる。だが、これとは逆に、メルセデスのウイングは翼端部の迎角を浅くすることによってエンドプレート部分の圧力差を減少させ、ウイング後方の渦流によって生じる抵抗を減らそうとしている。

メルセデスW07

 また、メルセデスはバクーでの週末を通じて、大半のチームと同様にモンキーシートを使わなかった。全般にリヤウイングの角度が浅いため、その真下に備える小さなウイングレットによって気流を安定させる効果は、それほど必要とされないのだ。

メルセデスW07


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています

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