「縁石を越えて人工芝に出て、また簡単にコースに復帰する。そんなことができないような昔のトラックを走りたい」とハミルトンは言う。
「今はコースをはみ出しても戻って来ることができる。だから若いドライバーがステップアップしやすくなっているんだ。恐さの対象が白線からウォールに置き換わっている場所がたくさんある」
「だからマックス・フェルスタッペンみたいな子どもがF1の世界に入ってくる。そしてコースを外れては戻ってくる。簡単なんだ」
ハミルトンは、F1の危険について、コブラの前に座っているようなものという例えをし、そこから遠ざかりすぎてはいけないと主張した。
「僕は危険を尊重し、それに直面するのが好きなんだ」とハミルトン。
「コブラの前に座っているようなものだ。へたするとかまれる。接近すればするだけ、顔にかみつかれる可能性が高くなる。でも遠くに座っていれば、全く気にせずに好きなことができる」
「僕がまだ子どものころ、F1にはコブラがいた。すぐ近くにね。でも彼らがこういう形で物事を変えてきたことで、どんどん(コブラが)遠ざかっていっている」
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