「ハイドロリック系のリークが火災の原因みたいだけど、幸いにも、すぐに消し止めることができた。1日のプログラムには影響がなかったものの、サーキットに来ていたクルーや、エンストンのファクトリーのスタッフは、その後、予定していなかった仕事を強いられることになった」

 パーマーはプログラムの大半を新型のサスペンションコンポーネントのテストに費やし、合計で98周を記録している。

 また、バスールは、イギリスGPで起きたパーマーのピットストップのミスについても説明した。彼によれば、右後輪の取りつけが終わる前にパーマーを発進させたのは「ヒューマンエラー」の結果であり、同じミスが繰り返されないように手順を修正したという。

 このミスは「危険なリリース」と判定され、パーマーは10秒のストップ&ゴー・ペナルティを科せられて最下位に転落した。その後、ギヤボックストラブルのためリタイアに終わっている。

「チームとして、ピットストップは何度も行うことであり、練習も繰り返している。だが、決してミスをしないピットクルーなど、この世にひとりもいない」と、バスールは言う。

「考えてみれば、約2秒の間にクルマをジャッキアップし、4本のホイールを交換してクルマを下ろし、発進させるというのは、本当にすごいことだ。私たちはピットストップをさらに速くすることに取り組んでおり、あの特定の事例において、何がうまく行かなかったのかも理解している。そして、同じミスが再び起きることのないように、すでに作業の手順に変更を加えた」

 今週末のハンガリーGPでは、リザーブドライバーのエステバン・オコンがパーマーに代わってフリー走行1回目(FP1)に出走する。オコンにとって、FP1を任されるのは今季3度目だ。

本日のレースクイーン

RiOりお
2025年 / スーパー耐久
raffinee μ's
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技【最難関は最初にやってくる】FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年1月号 No.1615

    ネクスト・フォーミュラ 2026
    F1からカートまで
    “次世代シングルシーター”に胸騒ぎ

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円