7月24日に決勝が行われたF1ハンガリーGPは、ルイス・ハミルトンが優勝。2番グリッドから、スタートでポールポジションのニコ・ロズベルグを逆転して勝利を飾った。得意なハンガロリンクで通算5勝目、これで11戦目にしてポイントランキングでもハミルトンがロズベルグを逆転して、首位に立っている。

 ランキング首位から陥落したロズベルグは、2位でゴール。レッドブルのダニエル・リカルドが3位、今季2度目の表彰台へ上がった。マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは予選に続いてトップ3チームに続く7位で、第6戦モナコGP以来となる入賞を果たした。

 マクラーレンは、アロンソ、ジェンソン・バトンともに初めて2台そろってのQ3進出を決め、7番、8番グリッドからのスタート。また、ザウバーのマーカス・エリクソンはQ1でクラッシュしたためシャシーを交換、ピットレーンからのスタートとなった。

 気温27度、路面温度53度、レースは好天に恵まれて始まった。フロントロウ2台の出足は互角のように見えたが、わずかにハミルトンの加速が良く、1コーナーでロズベルグのインに入り、トップに立つ。ロズベルグはアウトから仕掛けてきたリカルドに一時は先行されたが、2コーナーまでにかわして2番手を死守。ハミルトン、ロズベルグ、リカルド、マックス・フェルスタッペン、セバスチャン・ベッテルのトップ5でレースが進んでいく。

 アロンソは、ひとつ順位を上げて6番手で走行を続けていたが、バトンにトラブルが襲いかかる。「ハイドロリック・プレッシャーが失われた。シフトするな」と無線で指示を受けて、最後尾まで順位を落とす。その後ペースを戻して走行を続けたが、無線での指示内容が審議対象となり、ドライブスルーペナルティを受けている。

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