チームメイトのベテラン、フェルナンド・アロンソは、フェルスタッペンの動きは規則に反していると断言した。
 
「あれは規則違反だと思う」とアロンソが述べたとF1iが伝えている。
 
「1度動くことは許されている。その後はしかるべき行動をとらなければならない」
「クリーンな側でブレーキを踏もうが、ダーティーな側でブレーキングしようが、イン側であろうがアウト側であろうが、自分のポジションを守るためにベストだと思うことをやっていい。だけど動いていいのは1度だけだ。2回、3回と動いてはならない。これは意見じゃない。規則なんだ」

2016年ドイツGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
2016年ドイツGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル)

 
 レース直後に、ライコネンが批判していると聞いたフェルスタッペンは「1回しかラインを変えていないのにペナルティを受けるなんて、それはおかしすぎる」とコメントした。
 
 ホッケンハイムを訪れたフェルスタッペンは、意見を変えておらず、自分の行動は全く間違っていないと改めて主張、また、バトルの中で接触が起きたことに関してライコネンに対して批判的な発言も行った。
 
「スチュワードには何も言われなかった。つまり僕は悪いことは何もしなかったということだ」とフェルスタッペン。
 
「レースは戦いだ。日曜のドライブじゃない。僕はそういう考えで臨んでいる。(アイルトン・)セナや(アラン・)プロストならそういう考えを気に入ってくれたと思う」
 
「フェラーリと選手権ランキングで戦っているのに、簡単にドアを開けて彼(ライコネン)を前に出すなんてあり得ない。彼だって僕の最初のピットストップの後、僕を前に出すまいとした」
 
「そんなに騒ぎ立てるような問題じゃないよ。あのサーキットはオーバーテイクしづらいんだ。僕は最初のピットストップを終えてコースに復帰したら、キミの後ろになった。フレッシュタイヤを履いていたのに、僕は抜けなかった。だからって僕はおかしな行動をとったりしなかった」
 
「僕はブレーキングゾーンでオーバーテイクしようなんて、過剰に楽観的な行動はとらなかった。だって追い抜くことは不可能なんだから」
 
「ブダペストで(防御している時に)とった行動は、レーサーとして当然の本能に基づくものだ」
「そもそも(ライコネンの)フロントウイングも何も、僕の横に並びかけてはいなかった」

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