さらにスピードトラップでの最高速からフィニッシュラインの通過速度を引いた数字を見ると、各車のドラッグ(空気抵抗)係数が読み取れる。

Pos Driver Speed
1 マグヌッセン(ハース) 51.5km/h
2 ガスリー(トロロッソ) 50.6km/h
3 ハミルトン(メルセデス) 45.3km/h
4 ベッテル(フェラーリ) 43.2km/h
4 ペレス(フォース・インディア) 43.2km/h
6 ルクレール(ザウバー) 42.8km/h
7 アロンソ(マクラーレン) 41.6km/h
8 サインツ(ルノー) 40.7km/h
9 ストロール(ウイリアムズ) 40.1km/h
10 フェルスタッペン(レッドブル) 38.2km/h

 2地点でのスピード差が大きいということは、ストレートエンドでのスピードが伸びる、つまり空気抵抗が少ないマシンだということが言える。

 今年からホンダPUを搭載したトロロッソが、ホンダPUの弱点を補おうとしてレスダウンフォースで走っているのに対して、昨年までホンダと組んでいたマクラーレンはルノーを搭載しても相変わらず、ダウンフォースをつけ気味で走行しているのがわかる。

 果たして、開幕戦仕様のPUと空力パッケージが投入されるだろう2回目のテストで、これらの数値がどのように変化するのか? ベストタイムと周回数だけでなく、フィニッシュラインの通過速度にも注目したい。

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