これまでのフリープラクティスセッションで、もっと積極的にデバイスのテストができたのではないかとの質問に、彼はこう答えた。「実際にレースをするクルマに、プラクティスだけとはいえ、デバイスの装着を強く求めるのは難しいところがあった。マシンの技術的な問題もあった。たとえば、レッドブルは連続して走れるのは2周までだと言っていた。エンジンとギアボックスの冷却用エアインテークに気流が入りにくくなり、連続走行をするとそれらの温度に影響が出るからだ」

レッドブルがテストした『エアロスクリーン』
レッドブルがテストした『エアロスクリーン』

 また、ホワイティングは、現時点での最有力候補は「ハロ」だが、実際に採用される保護デバイスは、ハロとレッドブルが開発したエアロスクリーンの折衷案になる可能性を示唆した。

「現状ではハロだ。ただ、今後何らかの形で、前方から飛来するものへの保護能力を高める必要がある。たとえば、エアロスクリーンのデザインが見直されて、その難点のひとつであるフリーヘッドボリュームが適切なものになれば、そちらを採用する可能性もある。いずれにせよ、私の想像するところでは、欠点を修正していったエアロスクリーンとハロは、結果的によく似たものになると思う」

 ホワイティングによれば、ハロの最大の長所は大きな物体からドライバーを保護できることだが、研究の結果、比較的小さな物体になると17%しか止めることができないことがわかったという。

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