連日トラブルに悩まされているマクラーレンは、フェルナンド・アロンソが登場したこの日も問題に見舞われ、走行時間を大幅に失うことになった。セッション開始直後はアロンソは順調に周回を重ね、序盤にはタイムシートのトップに立っていた。しかし走行スタートから約2時間後にトラブルが発生。アロンソはターン7でマシンを停止させた。チームは“ささいな”オイルリークの問題が起きたと説明、ルノーエンジンの交換を行うことに決めた。作業には長時間を要し、アロンソがコースに復帰できたのは、セッション終了直前だった。
アロンソのこの日の周回数は57周にとどまり、ハイパーソフトでの1分19秒856で全体の6位となった。

ルノーは午前にカルロス・サインツJr.、午後にニコ・ヒュルケンベルグを走らせた。サインツJr.はミディアムでの1分20秒042で7位、ロングランに集中したヒュルケンベルグはスーパーソフトでの1分20秒758で11位となった。ふたり合計で190周を走りこみ、ルノーはチーム別では最多周回を記録している。
