2週間のテストでマクラーレンに起こったことを並べてみると、ホイールナットの欠陥、ハイドロ系のトラブル、オイル漏れなどがあり、エンジンベイ内部が高温化したことで、テスト2週目には少なくとも2基のエンジンを交換している。

ルノー搭載のマクラーレンにはトラブルが多発した

 こうした問題の多くは、過去のホンダとのシーズンでも見受けられている。一部では、ホンダに起因するとされてきた問題の少なくとも半分は、マクラーレンに責任があったのかもしれないと考えられている。

 空力がアグレッシブすぎて、大きな問題を解決するのにどれだけの冷却機能が必要かということが考慮されておらず、チームは解決策を見つける必要がある。

 メルボルンまでにデザインをやり直すことは難しいが、焦げ跡のついたエンジンカバーに、冷却を助けるための穴を開けているマクラーレンは、前途有望なチームには見えなかった。だが、様々なトラブルが発生したにせよ最終日にはアロンソが苦境を抜け出し、堂々たる1分17秒7のタイムを出している。この時、彼より速かったのはフェラーリだけだった。マクラーレンのニューマシンMCL33はショートランでもロングランでも速いマシンのようだ。

 したがって、誰もが気になる一番の疑問は、マクラーレンとアロンソは2018年に何ができるのか? ということだろう。

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