レース結果だけ見ても、いくらマクラーレン・ホンダの戦闘力が満足の行くレベルではなかったといえ、自己最高位が7位というのは不満が残る。GP2であれだけ圧倒的な速さを見せ、鳴り物入りでF1デビューを飾っただけに、2年目のバンドーンに注がれる眼差しはいっそう厳しくなるはずだ。

 さらにマクラーレンにはランド・ノリスという期待の星が控え、レースシートが空くのを虎視眈々と狙っている。この18歳のイギリス人はデイトナ24時間ですでにアロンソとコンビを組み、雨中の好パフォーマンスはF1関係者にも強い印象を与えた。

 今季のノリスはマクラーレンのリザーブドライバー就任と同時に、F2にフル参戦する。もしノリスが初年度でいきなりタイトル獲得に成功した場合、マクラーレンは喜んでF1に昇格させるだろう。となるとバンドーンの生き残る道は、アロンソと互角かそれ以上の速さを見せることしかない。

 しかしアロンソ相手にそれを成し遂げるのは、相当に難易度の高い使命である。アロンソが来季も現役続行を表明し、ノリスが期待通りの結果を出した場合、バンドーンはかなり厳しい状況に置かれることになりそうだ。

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