しかしながら、理論的にバクー側は5月31日までに解約条項を発動することができる。ラヒモフは条項を発動する意志はまったくないと主張するが、より良い条件を求めての交渉は進められるという。
「我々は解約条項を行使してはいない。契約の後半部分について交渉しているところだ」と彼は語った。
「我々は平均的なフライアウェイレース(の興行料金)を求めていく。FOMと話し合っているのはそれだけではない。契約の他の商業的条件のほとんどについてもだ」
「彼ら(リバティ)も新たな取り組みをしようとしている。我々全員にとって実現可能なものにするために、相互に努力をするのだ。6月末までには話をまとめようとしている。なんらかの合意に達するだろうと考えている」
またラヒモフは開催準備に余裕を持たせるため、開催日程を数カ月後ろにずらせるか否かについて、FOMに調査を求めている。
「4月開催となると冬には準備を始めなければならないが、天候が悪く、雨や強風で効率的に作業ができなくなる。理想的には6月にレースを開催したい」