ところが決勝レースでのガスリーは、素晴しい走りを見せた。Q2のアタックで使用した中古のハイパーソフトでスタート。全78周の半分近い37周まで引っ張り、7位入賞を果たしたのだ。バーレーンの4位ほど大騒ぎはされなかったが、今回は上位陣がほぼ全車完走した中での7位という点では、大健闘と言っていい。直近のライバルである中団グループでは、フォースインディアのエステバン・オコンのみに先行された。

 トロロッソのSTR13がモナコのコースでのハイパーソフトとどんぴしゃりの相性だったことも大きいが、タイヤをしっかり持たせつつ、攻めるべきところではプッシュし続けたガスリーのメリハリのあるドライビングが何より素晴しかった。もしチームの目論見通り6、7番手のグリッドから出ていたら、オコンはもとより、ハイパーソフトのペースに苦しみ、「明らかにトロロッソ・ホンダの方が速かった」と言っている5位のバルテリ・ボッタスと、いい勝負をしていた可能性もある。

「下位カテゴリー時代の僕は、決してタイヤを持たせる運転はうまくなかった」と、レース後のガスリーは述懐していた。
「タイヤの使い方がうまくない」なんて、自分から言うF1ドライバーも珍しい。そこがガスリーの好感の持てるところでもあるし、その後の努力で今はすっかり自信が付いたということなのだろう。

 次戦カナダはパワーがモノをいうコースだが、ハートレーに続いてガスリーも「ホンダは新しい仕様のパワーユニットを投入するよ」と、ポロッと漏らしていた。ただし当のホンダは投入のタイミングを決めかねているようで、どちらになったかは現地に行ってみるまでわからない。

 とはいえ車体側の大幅改良は決まっており、これまで以上に戦闘力が上がることはほぼ間違いない。勢いに乗るガスリーは、同じ市街地サーキットながらモナコとはまったく違う特性のカナダで、はたしてどんな走りを見せてくれるだろう。

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