■ハミルトンは序盤の出遅れで減点。若手ふたりに高評価
続く8点が与えられたのは、ルイス・ハミルトン、カルロス・サインツJr、フェルナンド・アロンソ、パスカル・ウェーレインだった。
メルセデスのハミルトンは、序盤5戦は一勝も挙げられず、「本人が認めるとおりベストの状態ではなかった」ものの、続く7戦の中で6勝を挙げてポイントリーダーの座に就き、「チャンピオンとしてのスキルと不屈の精神を見せ付けた」と評価された。

トロロッソのサインツは、フェルスタッペンが同じチームにいる時にはチームメイトに勝つことにとらわれていたものの、フェルスタッペン移籍がいい効果をもたらした。第5戦以降は8戦中6戦で入賞を果たしており、「早々に来シーズンの契約が延長されたのは、彼がここまで優れた仕事をしてきたことの証明だ」。
マノーのパスカル・ウェーレインは、オーストリアで予選12位を獲得、決勝では10位に入り、初入賞を果たした。
「マノーが好調な時にはウェーレインは常にチャンスをつかんできた。ただリオ・ハリアントとの予選対決の結果は圧倒的ではない。だからこそメルセデスはシーズン後半、彼のチームメイトにエステバン・オコンを据えて直接対決させ、ウェーレインの真の速さを見極めようとしているのだろう」
