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F1 ニュース

投稿日: 2016.08.18 13:23
更新日: 2016.08.18 13:55

F1チームの前半戦開発アプローチ(1):メルセデスはエアロ・冷却がさらに進化

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F1 | F1チームの前半戦開発アプローチ(1):メルセデスはエアロ・冷却がさらに進化

シルバーストン インシーズンテスト ハロを取付けたレッドブルRB12
シルバーストン インシーズンテスト ハロを取付けたレッドブルRB12

 このテストランのために、レッドブルはクルマにいくつかの空力センサーを取り付けた。なかでも最も興味深かったのは、エアボックス下のインレットに取り付けられたセンサーだ。レッドブルは、現在このロールフープ下のエリアに、ERS冷却用のエアインレットを配置している。このインレット部分のセンサーで、彼らはハロが発生する気流の乱れのマッピングを行っていたのだ。

 ハロによって乱流が起き、エアインレットに入る空気の量が減ってしまうとすれば、エンジンの性能とシステムの冷却にも確実に影響を及ぼす。チームにとっては、デザイン上の大きな課題のひとつになるだろう(注:このテストのあと、ハロの導入は2018年に先送りされた)。

■ウイリアムズ:タイヤの変形をレーザーで計測

 シルバーストンのテストで、ウイリアムズはリヤタイヤの様子を調べることを目的として、リヤウイングのエンドプレートにテスト器具を取り付けてきた。これはタイヤのサイドウォールに向けて、水平に緑色の光の線を当てるレーザー光の発生装置と、その光の線の形の変化をとらえる2つのカメラユニットで構成されている。つまり、彼らは走行中にタイヤがどう変形するかをとらえて、記録しようとしていたのだ。


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています

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