またチームは、オーストリアGPにおいて、バーチャルセーフティカーの際にハミルトンをピットインさせなかったことで激しい批判を浴びた。この判断によって優勝のチャンスを逃がしたハミルトンに対して、チーフストラテジストのジェイムズ・ボウルズは無線を通じて謝罪している。

 そしてチームは前戦のイギリスGPでも、セーフティカー導入中にハミルトンとバルテリ・ボッタスをステイアウトさせる戦略を採り、その判断が再び批判を受けた。レース再開後、ボッタスはリードを失って4位に沈んだが、ハミルトンはセバスチャン・ベッテルに食い下がって2位でレースを終えた。

 だがウォルフは、このときのチーム判断については再び謝罪することはせず、以下のように擁護した。

「このときの戦略は非常に良いものだったと考えている。コース上の位置取りを優先させることに決めたのだ。私の見るところ、これは正しい判断だった。私の意見だが、こうしなければ優勝する可能性も作れなかっただろう。これで良かった」

「まったく正しい決断をしたと思う。残りが15か16周で、ミディアムタイヤは最後までもつと分かっていた。優位なポジションを取るというのは面白い戦略だと考えられ、それが決断につながった」

「ピットインさせることもさせないことも、どちらも戦略としては有効だろう。ただ、我々としては(フェラーリとは)逆のことを行なうという選択をした。そしてその結果、2位と4位を得たということだ」

「今回のレースがどのようにスタートしたかを考えれば、小さなダメージで済んだ今回の結果を我々は受け入れる必要がある」

「我々はアグレッシブでありたい。もちろん、もっとアグレッシブなチームもいる。だが、我々にとってのレースとは正々堂々と行なうことであり、最高のマシンを持つことだ」

「それが我々の強みであり、さらに改善できるところはしていく、ということなのだ」

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