
14周目には4番手ライコネンがピットインしてソフトタイヤに交換するが左リヤに手間取って5.1秒を要してしまう。翌周ピットインしてボッタスのアンダーカットを狙おうとしたベッテルだったが、ボッタスがピットインしてきたためステイアウト。これでボッタスはガスリーの後方に下がったがすぐに抜いて3番手に復帰する。
首位ハミルトンはウルトラソフトを上手くマネージメントし、当初の予定よりも10周以上長く保たせる戦略に。これにソフトタイヤのベッテルも同等のタイムでついていくが7秒の差はなかなか縮まらない。
23周目にヒュルケンベルグがピットインすると翌周にはハートレー、さらに25周目にはサインツもピットインを済ませ、サインツ、ハートレー、ヒュルケンベルグの順のままで戻るが、ステイアウトしていたグロージャンが29周目にピットインしてヒュルケンベルグとハートレーをオーバーカットすることに成功する。
ガスリーは31周目にピットインし、ソフトのままステイアウトしているリカルドの後ろ6番手を確保する。
38周目にライコネンが2回目のピットインを済ませると、ベッテルも翌39周目にピットイン。これでボッタスの後方に戻るがベッテルはウルトラソフトを履いた上にボッタスのソフトタイヤとのエイジ差を生かして一気にボッタスとの差を縮めテールトゥノーズのバトルに持ち込んでいく。
中団ではマクラーレン勢もようやくピットインし、ルノー勢、グロージャン、そしてハートレーをオーバーカットすることに成功してアロンソが8番手、ストフェル・バンドーンが9番手とポジションを上げた。リカルドも44周目にピットインしガスリーの14秒前方で5番手を確保する。