マクラーレンがアロンソに提供するマシンには、タイトル獲得はもちろん、個々のグランプリレースで優勝を争える力もないことを考えれば、彼がF1から離れる決断をした心境が理解できると、ブリアトーレは言う。
「フェルナンドが今回の決断を下した理由を、私は説明できる。7、8位あたりに入るために戦い続けることにもう意味を見出せないと思ったのだ。それではドライバーとしてのモチベーションが失われてしまう」
「マクラーレンは、マシンの問題を何とかすべきだ。これは断じてドライバーの問題ではない」とも付け加えたブリアトーレは、2017年末でホンダとのパワーユニット/エンジン契約を終了し、ルノーにスイッチしたマクラーレンは、現在の成績低迷の責任をパワーユニットパートナーに負わせることはもはやできないとの考えを示した。
「トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーが(バーレーンGPで)見事に4位に入った。つまり、マクラーレンとしてはもう言い訳はできないということだ」