だが、レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は「保証はないが、今年に入ってからのホンダの仕事ぶりを見れば、来年一緒にやっていくパートナーとして十分に信頼できる相手だ。彼らには素晴らしい施設があり、優秀な人材もいる」と自信をのぞかせる。

 これは、昨年ルノーと25馬力以上の差があると言われていたホンダのパワーユニットの性能が、今年は約15馬力にまで迫ってきたのではないかと言われていることが要因ではない。もちろん、馬力はないよりはあったほうがいい。しかし、レッドブルがホンダに本当に求めていることは、単に強力なパワーユニットを供給してもらうという関係ではなく、車体とパワーユニットをひとつ屋根の下で開発していこうという関係だった。その場所がイギリスのミルトン・キーンズにあるレッドブル・テクノロジーだ。

2019年に向けてすでに開発が開始されているレッドブル・ホンダ体制

 レッドブル・テクノロジーはレッドブルのファクトリーではなく、独立した開発機関で、レッドブルだけでなく、トロロッソも使用している。ホンダが発表したリリースでも、レッドブルだけでなく、レッドブル・グループに2年間パワーユニットを供給すると書かれていたのは、それが理由だと考えられる。

 2005年にF1に参戦を開始したレッドブルが搭載した最初のエンジンは、コスワースだった。以後、フェラーリ、ルノーのカスタマーで1勝もできなかったレッドブルだったが、2009年から突然、チャンピオン争いに躍り出る。

 その最大の理由は09年から導入された新しいレギュレーションに、エイドリアン・ニューウェイ率いるレッドブル開発陣がうまく対応したためだったが、その後もレッドブルは勝利を重ねた。その理由は、それまでワークスとして参戦していたルノーが、09年末にワークス活動を撤退。レッドブルがルノー勢のナンバーワンチームになったからだった。

 レッドブルがルノーと共同で開発して成果を挙げた技術が、排気を空力に利用したブロウンディフューザーだった。しかし、14年からエンジンがパワーユニットになり、16年からルノーがワークスとしてF1に復帰。レッドブルが持つアドバンテージを生かす環境がなくなってしまった。

■ホンダパワーユニットの性能向上にレッドブル陣営も大きな期待

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