■2017:062型パワーユニットの投入
2017年に投入された062型パワーユニットでは、再び単一インタークーラーに回帰した。エンジンブロック後部に置かれた四角形のインタークーラーはアルミ製で、エアインテークから取り込まれた吸気をコンプレッサーまで送り込むカーボン製のパイプに取り囲まれている。
このレイアウト自体、2014、15年型に戻ったといえる。ただしVバンク内に置かなかったことが、唯一の違いである。当時は重心を下げることを最優先してこの手法を採用したが、可変吸気機構が使えないハンデキャップの方が大きいと判断して、あえて高い位置に置く決断を下した。