2018年仕様の062型“エボ2”は、ライバルのパワーユニット同様シーズン中に2度のアップグレードを行った。スペック2は6月の第7戦カナダGPで、スペック3は8月末の第13戦ベルギーGPで投入された。それに合わせてシェルも、新仕様の燃料をデビューさせている。スパ仕様では新たに開発された添加剤によって、ノッキングの限界をさらに押し広げたといわれる。

ザウバーのマシンに搭載されたフェラーリ製パワーユニット
ザウバーのマシンに搭載されたフェラーリ製パワーユニット

 シェルによれば2014年以降、燃料と潤滑油の進化が20%前後のパワーアップに貢献したという。ハンブルグにある研究所では、F1用の燃料と潤滑油の開発だけに約50名のエンジニアが従事している。

 2017年のフェラーリ製パワーユニットは、セバスチャン・ベッテルがマレーシアと日本で立て続けにトラブルに見舞われた。それが2018年は6名のフェラーリドライバーのうち、年間3基の制限を超えたのはマーカス・エリクソン(ザウバー)のみだった。バルテリ・ボッタスだけが4基目を使用したメルセデスPUと、信頼性の点でも互角だったと言っていいだろう。

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