ファーンリーは、リバティがF1にとって適切なパートナーであると考えている。
「F1にはバーニー(エクレストン)やロン・デニス、フランク・ウイリアムズ、ケン・ティレルなどの関係者が過去に作り出した、ユニークな財産がある。その上に、リバティ・メディアの持つスポーツ・マーケティングに関する専門知識を積み上げることができれば、面白いことになる。いまはどうまとめあげるかが問題だが、我々としては、面白い時代になったというのが重要な部分だ」
リバティ・メディアはチームにもF1の株式保有の機会を与えると発表。すでに数チームが興味を示している。
「肝心なのは詳細だ。おかしなことに、2年以上前に、我々はCVCに対して似たような提案をしたことがある。事態がその方向へと進展しているのが見られて、うれしく思っている。もちろん、どのような形に落ち着き、どのように作用するかにもよる。フランチャイズ・モデルのようになって、チームが安定を得られ、オーナーが交代できるような形が理想的だ」
F1と40年以上にわたって関わりを持つエクレストンが、CEOの職に残ることにも、ファーンリーは満足していると言う。
「物事を進めつつ、ユニークさを維持するためにはバーニーが必要だ。それは最も重要なことで、バーニーがポジションを失うようなことになったら、それは大きな間違いだ。彼はF1の一部であるべきだ。もちろん移り変わりは必要だが、反対意見の有無にかかわらず、これを乗り切るためにはバーニーにガイド役になってもらわなねばならない」