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F1 ニュース

投稿日: 2019.03.12 07:00
更新日: 2019.03.11 20:05

空力セッティングは改善の余地あり、トロロッソ・ホンダが争う中団グループは大混戦に/全チーム戦力分析(8)

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F1 | 空力セッティングは改善の余地あり、トロロッソ・ホンダが争う中団グループは大混戦に/全チーム戦力分析(8)
2019年F1テスト アレクサンダー・アルボン(トロロッソ・ホンダ)
2019年F1テスト アレクサンダー・アルボン(トロロッソ・ホンダ)

 カタロニア・サーキットのセクター3は低速セクション。つまり、ダウンフォースがないと速く走ることができない。つまり、トロロッソ・ホンダのマシンは空力のセッティングという点で、まだ改善の余地があるようだ。

 その事実を裏付けているのが、1回目のテストでの最高速。1回目のテストでは3日目にクビアトがその日のトップタイムを刻んだのだが、その日の最高速を比較すると、クビアトのストレートスピードは3番目に速かった。

 今年のホンダのパワーユニットが昨年よりもパワフルになったことは確かだが、メルセデスやフェラーリに比べると、まだ差があることも事実。にもかかわらず、ストレートスピードが3番目ということは、この日のトロロッソ・ホンダは少しダウンフォースが減らしたセッティングで走っていたのか、これ以上ダウンフォースをつける仕様がなかったのかどちらかだ。

 とはいえ、8日間のテストでは大きなトラブルを発生させることなく、順調に周回を重ねていた。総周回数は935周でルノーの961周に次いで4番目に走り込んでいた。これはテストでのベストタイム4位以上に、貴重な結果となったことだろう。

 今年の中団グループは、ルノーとハースが頭一つ抜けているが、それに続くレーシングポイント、トロロッソ・ホンダ、マクラーレン、アルファロメオはほとんど差がなく、コンストラクターズ選手権の6位から9位の座は簡単に入れ変わることが予想される。

 ドライバーの腕、エンジニアのセットアップ能力、ストラテジストの判断、そしてシーズンを通したファクトリーの開発力のすべてにおいて、ミスや遅れは許されない。


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