そして迎えた決勝レース。各マシンが次々に、グリッドへと向かいます。

土曜日の予選でフェラーリが思ったほど速くないのがわかってしまったわけですが、まさか決勝レースであそこまで苦戦するとは……。
セバスチャン・ベッテルはすでにこの時点で、惨敗を覚悟してたんでしょうか。

ちなみにこの右端で豪快に笑ってるオジサンが、急死したチャーリー・ホワイティングに代わって今週末のスターターを務めたミハエル・マシさんです。
傍から見る限りは、急きょ代役を頼まれた割りには、余裕たっぷりに見えました。
マックス・フェルスタッペンが4番グリッドに付くと、すぐにエイドリアン・ニューウェイがやって来て、しばらく自分の作品のあちこちをチェックしてました。

一方、ホンダF1テクニカルディレクターの田辺豊治さんは、今年から2チーム供給ということもあって、

レッドブルとトロロッソの全4台を順々に、忙しそうに見て回ってました。

ピエール・ガスリーのクルマの横では、ホンダの山本雅史モータースポーツ部長に何やら説明中。

そしてトロロッソ2台のグリッドに行き着くと、トロロッソ担当の本橋正充さん(チーフエンジニア兼副テクニカルディレクター)、チーフレースエンジニアのジョナサンと、しばらく談笑してました。内容は聞こえませんでしたが、雰囲気がかなりいいのはまちがいないですね。
一方、F1デビュー戦となったこの週末、予選まではかちんこちんに緊張していたアルボンでしたが、

いざグリッドに付くと、けっこうリラックスしてる感じでした。あとで本人に訊いても、「自分でも不思議なくらいよく眠れたし、全然緊張しなかったよ!」とのことでした。
実際素晴らしいスタートを決めて順位を上げているし、ベッテルたちもやらかした序盤でのタイヤ交換という戦略ミスさえなければ、デビュー戦入賞はまちがいなかったんですけどね。
そしてレースでは、フェルスタッペンが見事に3位入賞。ホンダにいきなり、復帰以来初めての表彰台をプレゼントしました。「ベッテルをぶち抜いた時は、鳥肌たちましたよ」と、レース後の山本部長。初日からずっと間近で観察していて、改めて凄いドライバーだと思いました。

21歳で、このオーラと貫録。末恐ろしいというか、すでに今も恐ろしいですけどね。いやいや、今シーズンが楽しみです。と同時に、ガスリーにもぜひぜひ盛り返してほしいです!!