──その状態は、ウィンターテストの時から兆候がありましたか?
ガスリー:ある程度はね。まったく同じというわけではなかったけれど。テレメトリーデータにも明らかに出ているんだけど、特にコーナー出口でマシン挙動がものすごくナーバスになってしまう。立ち上がりでスロットルを開けようとすると、簡単にスナップオーバーステアが出る。その結果、リヤタイヤがオーバーヒートして、デグラデーション(タイヤの性能劣化)がひどくなる。負のスパイラルというのかな。滑れば滑るほどタイヤが垂れて、雪だるま式にグリップがなくなっていくんだ。

──マックス・フェルスタッペンのクルマも、同じような不安定な状態ですか?
ガスリー:いや、マックスの方が、少しはマシみたいだね。もちろん、完璧からは程遠い挙動ではあるけれど。とにかく思い通りの、動きをしてくれない。クリップに付いてからもそうだし、でも立ち上がりが一番ひどいかな。

──レッドブルのマシン自体のパフォーマンスは、十分に高いレベルにあるはず?
ガスリー:もちろん、そう信じてるよ。

──F1デビュー後わずか1年で、レッドブルに抜擢された。あなた自身大いに期待してここに来たと思います。しかし今はまだ、新しい環境に適応できていないのでは?
ガスリー:新しいチーム、新しいクルマ、新しいスタッフ。それらに適応していく作業は、僕がこれまで毎年のようにやって来たことだ。ほとんどいつもうまくやって来れたし、特に去年のトロロッソ・ホンダは、最初から気持ちよく走ることができた。それが今年はなぜ、こういう状態に陥ってしまったのか。それを理解して、自分好みのクルマを作り上げるには、もう少し時間が必要かもしれないね。

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