残り時間30分、ここではいち早くコースに戻ったウイリアムズのバルテリ・ボッタスが3番手に浮上するなか、ライバルのマシンも徐々にコースへ復帰、最後のプログラムをスタートさせる。
 しかし、セッション終盤は最後までタイムシートの上位に大きな変動はなく、序盤にロズベルグがマークした1分29秒557がそのままFP1のトップタイムとなった。

 結局マクラーレン・ホンダは、パワーユニットに小さな問題が発生したため早めに走行を終了。ジェンソン・バトンは6周を走って14番手、ケビン・マグヌッセンもわずか7周で15番手に終わった。

 なお、ギド・バン・デル・ガルデと泥沼の法廷闘争を演じているザウバーは、敗訴したザウバー側がバン・デル・ガルデを走らせなければならないという裁判所の命令に従っていない可能性から資財差し押さえの危機に直面していると報じられ、その影響からかマーカス・エリクソンとフェリペ・ナスルのふたりは、しばらくコクピットで待機していたが、一度もコースインすることなくマシンを降りた。また、チーム破綻から復活し、開幕戦に現れたマノー・マルシャも、2台のマシンを走らせることはできなかった。

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