そういうわけで、1952年には世界選手権として数えられる7回のグランプリが開催され、1953年にはその数は8回に増えた。もちろんインディ500も追加された。合計では15回のF2レースとなる。そうして手早く計算すると、最終的な数字が出てくる。世界選手権ということならば、中国GPは実際には974回目のF1グランプリだったのだ。

 言い換えれば、1950年から2019年までに、世界選手権のなかで974回のF1レースが開催されたことになる。ところで私は、非常に興味をそそられたことがある。非選手権レースを含め歴史上何回のF1レースが行われたのだろう?

 そこで私は調査をすることにした。1950年から1983年までは、非選手権レースも行われたことを頭に入れておかなければならない。つまり、世界選手権と同じテクニカルレギュレーションのもとで開催されたが、ポイントが付与されないレースがあったことになる。

 ドライバーとチームは、主に賞金を目当てにレースに出た。賞金は彼らのプログラムに資金を投入する助けになった。だがここで物事を分析するのが難しくなる。情報は常に明快で入手可能とは限らないからだ。

 1950年から1983年まで、290回の非選手権レースが行われた。だがその多くは1952年と1953年に、実際はF2の非選手権レースとして開催された。それでも、その一部は実際にはF1レースだった。

 だから当然ながらこれらのレースは数に入れることができる。これら非選手権F2レースを除けば、1950年から1983年までに240回の非選手権F1レースが開催された。(他のマシンがゲストとしてレース参加を許可されたこともあったが、本質的にはF1レースだった)だが実際は、これ以上のレースが開催されたのだ!

 なぜなら、1950年に世界選手権が創設される前に、F1はすでにテクニカルレギュレーションとして存在しており、1946年から1949年の間に何度かレースが行われていたのだ。正確には、選手権が生まれる前に、合計で80回のF1レースが開催された。

 つまり世界選手権のF1レースは974回あり、世界選手権のF1レースの前身として80回のレースがあり、非選手権のF1レースが240回あったわけだ。だがこれらのレース以外にも、数に入れるべき他のレースがまだあるのだ。

 多くの人に知られていないことだが、1961年から1975年まで、南アフリカでF1選手権が開催されており、合計で154回のレースが行われた。そして短命に終わったものの、イギリスもブリティッシュF1選手権(フォーミュラ・オーロラと呼ばれることもある)を開催しており、44回のレースが行われた。そういうわけで、1946年にF1のコンセプトが誕生して以来、実際にはこれらのレースはすべて、世界中で開催されたF1レースということになる。

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