この日のレースで、フェルスタッペンはフェラーリ勢2台を完封したが、チームメイトのピエール・ガスリーはフェラーリの後塵を拝し、6位に終わった。したがって、レッドブル・ホンダがフェラーリを上回ったと言うには、まだ早い。さらに田辺TDはこの結果が実力どおりかはまだわからないと言う。
「予選とレースの結果から判断すると、これまでよりフェラーリとの差は縮まったと思います。ただ、フェラーリは浮き沈みが多いので、今回が沈んでいるときだと考えると、今後ほかのサーキットでまた差を広げられる可能性もあるので、まだまだ安心はできません」
そして、レースを終えて、新たな課題も明確になった。この週末は、車体をアップデートしてきたメルセデスがさらに前進し、前人未到の開幕5戦連続の1-2フィニッシュを達成したからだ。
フェラーリとの表彰台争いは制したものの、レッドブル・ホンダ陣営にそれを手放しで喜んでいる様子はなかった。
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