☆☆☆ シャルル・ルクレール(フェラーリ)
予選=3番手&決勝=3位

刻々と路面状態が変化した予選、ファインチューニングが外れた。ここは“経験値”の差が出やすいコースでもある。3番手キープのレース終盤にセバスチャン・ベッテルの『ペナルティ問題』が勃発。チームはパニックに陥り、この状況を彼に知らせなかった。
60周目はベッテルに10秒差、65周目は7秒差、このペースなら70周目に5秒差圏内も可能だった(つまりベッテルを上回る2位)。直ちにペースアップさせ、2番手ルイス・ハミルトンを揺さぶる戦法もあり得たが。一台にかかりっきりのチーム能力が今のフェラーリ……。
☆☆☆ ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)
予選=7番手&決勝=7位

スタートでメルセデスのバルテリ・ボッタスをかわし6番手、ソフトタイヤをケアしながら16周をカバー。金曜からロングランペースに確かな手ごたえを得ていたルノー勢が中団グループをリード。戦略違いのリカルドに追従する“チームオーダー”を守り、開幕戦以来の7位、チームファーストに徹した。
☆☆☆ マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
予選=11番手&決勝=5位

今季もっとも苦しい週末だった。金曜は“チャンピオンの壁”にヒットし十分な走行ができず、土曜予選はソフトタイヤでアタック中に赤旗。
昨年アメリカGP以来の“後方スタート”になったが、沈着冷静にハードタイヤで48周。ミディアムタイヤ装着後は果敢にルノー2台をパス、5位フィニッシュでレースをまとめた。
低速ヘアピンでは引けを取らないもののストレートラインと中速コーナーが劣っていたレッドブル・ホンダ。夏の連戦に向け対応策が急がれる……。