ふたりとも、ホッケンハイムはお気に入りのコースだという。
「ホッケンハイムはレースをするには面白い場所だ」とストロール。
「あそこにはジュニア時代に何度も行ったことがある。特にFIA-F3でレースをしていたころにね。だからコースのことはよく知っているよ」
「周回の流れが気に入っているし、接近したサイド・バイ・サイドのレースを生み出すレイアウトだ。こうした伝統的なヨーロッパのコースは僕の好みなんだ。大きなグランドスタンドに満員の観衆がいて、シルバーストンのような感じも少しある」
「周回終盤の数コーナーを走っているときは、フットボールスタジアムにいるような感じがするよ。あそこの雰囲気は本当に楽しめる」
ペレスはドイツに住んでいた経験があり、当時を振り返って次のように述べた。
「ドイツでのレースは、そこに住んでいた時のことを思い出させる。僕はとても若かった。メキシコから引っ越してきたばかりで、初めての海外生活で、シングルシーターのレースに出ていたんだ」
「あのころは本当に楽しかった。ホッケンハイムからそう遠くないところに住んでいて、あのあたりにはまだ友人がいるよ。それに、ドイツの食べ物をどれだけ楽しんだかも覚えている」
「ホッケンハイムでは大抵良いレースが見られる。ヘアピンなど、オーバーテイクできる場所が何カ所かある。あそこでの走行は楽しいんだ」とペレスは付け加えた。
「オーバーテイクをするにはおそらく最高のコースのひとつだし、コースの一番新しい部分は、とても幅が広い。ターン6へのアプローチではマシンがスリー・ワイドやフォー・ワイドになるところが見られるよ。それにあれだけ広いランオフエリアがあるのなら、オーバーテイクのリスクを負う価値もある」