しかし、そのロズベルグはセッション終盤に見事復帰を果たすと、コースコンディションの向上も重なっていきなり2番手タイムをマーク。さらにアタックを続けたロズベルグは、ギヤチェンジの際の違和感を訴えるも、ハミルトンのタイムを上回って首位に浮上、チェッカー間際にはさらにベストタイムを更新した。
結局、終盤はロングランへ移行したハミルトンがそのままタイムを更新しなかったこともあり、ロズベルグがわずか12周の走行ながらトップでFP1を終了。コンマ1秒差の2番手にハミルトンが続き、トロロッソのマックス・フェルスタッペンが、途中にMGU-Hのトラブルで若干時間をロスしたフェラーリのライコネンを抑えて3番手。チームメイトのカルロス・サインツJr.もセバスチャン・ベッテルを上回る5番手につけるなど、トロロッソの若いふたりが幸先のいいスタートをきっている。
マクラーレン・ホンダの2台は、アロンソが残り約30分のタイミングでコースに向かったが、6周を走ったところでトラブルが発生して再びピットイン。セッション終了前になんとか復帰を果たしたものの、トータルの周回数は12周。残り約10分で同じくコース復帰を果たしたバトンも合計10周と、少ない周回にとどまる結果となった。
Bスペックと呼ばれるVJM08を投入してきたフォース・インディアは、ニコ・ヒュルケンベルグが28周を走って9番手タイムをマークしている。
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