当初、ペレスは「36周は厳しい」と無線で訴えていた。しかし、チームはテレメトリーのデータを精査した結果、ギリギリ実行可能であると判断。さらに、ペレスにそれを可能にするためのドライビングのアドバイスを送った。

 こうして、ペレスは抜くにくいシンガポールで、17番手からスタートして8位でフィニッシュしたのである。それは単なるマシンの速さだけではない、チームとドライバーが一体となった総合力によってもたらされた4ポイントだった。

 ウイリアムズのマッサは、かつてフォース・インディアの躍進をこう説明したことがある。「フォース・インディアには素晴らしいタイヤエンジニアがいる」。じつはマッサはフェラーリ時代の2006年に、当時ブリヂストンから専属のエンジニアとしてフェラーリで仕事していた松崎エンジニアのことをよく知っている。

 2016年マシンの開発がストップしたシーズン後半戦。コンストラクターズ選手権4位の座を巡る勝敗の行方を決めるのは、もしかするとタイヤエンジニアの存在かもしれない。

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