F1第14戦イタリアGPはトロロッソにとって色んな意味で地元レースだった。チームが拠点を置く国であり、スタッフの多くがイタリア人であるというのはもちろん、ダニール・クビアトもロシア人でありながらイタリアが地元のようなものだ。
「イタリアに来てもう10年になるからどの国よりもここで長く過ごしてきたし、この国のことはよく分かっていて言葉もロシア語ほど完全に無意識にとは言わないけどかなり近いレベルで話せる。カート時代からイタリアの人に助けてもらって、去年はフェラーリで働き、今年もこうしてイタリアのチームで走っている。僕にとっては地元レースに限りなく近いし、ロシアGPとふたつのホームレースがあるような感覚だよ」