「なぜこれほど厳しいペナルティが下されるのか。いろいろ考えて眠れない夜を過ごした」とリカルドは『Crash.net』に対して語っている。
「僕にしてみれば、ある1周のうちのある瞬間だけで起きたことだ。もしもセッション中に同じコーナーで毎周発生していたことなら、(ペナルティを受けても)文句は言わなかった」
「トラックリミット違反と同じようなことだ。コースを大きく外れたことで利益を得たのだとしたら、そのラップタイムだけを抹消すれば良い。僕たちは今回のことで何のアドバンテージも得ていない。それなのにセッション全体が抹消されてしまったんだ」
「裁定は屈辱的だった。僕は自分の主張を表明したし、これからも主張し続けるつもりだ」
「彼ら(FIA)は、(走行中のバトルにできるだけペナルティを出さずに)僕らをコース上で戦わせるというアプローチを取りつつある。素晴らしい仕事をしてくれていると思う。でも、走行中にペナルティを出さなかったとしても、僕に制御できなかったことについて大きなペナルティを出すのでは、意味がない」

「彼らに対して思うところはあるけれど、きつい言葉を投げるようなことはしない。僕の気持ちは言わなくても分かっていると思う。レースウイークが台無しにされたのだからね」
「帰りのフライトは12時間かかる。まるで無駄な時間に思えるよ。明日の飛行機代は彼らに払ってもらいたいくらいだ」と怒りが収まらないリカルドは語った。
「強い怒りを覚える。誰かを個人的に怒らせるようなことはしていないのに、不当な扱いを受けたような気持ちだよ。誰を恨むつもりもない。ただもう少しだけ常識的に対応してほしかっただけだ」