だが34周目にカルロス・サインツJr.が最終コーナーでストップし、バーチャル・セーフティカー(VSC)が導入されると、これとほぼ時を同じくして雨が降り始める。すると、この雨でペースの乱れたウイリアムズをロズベルグが立て続けにオーバーテイクし、ボッタスが4番手へ降格。さらに3番手のマッサも、40周を過ぎて本格的なウエットコンディションに変わると、自分より1周早くインターミディエイトタイヤに変えていた5番手のセバスチャン・ベッテルにピットストップのタイミングで逆転され、ウイリアムズは2台ともが表彰台圏外へと脱落してしまった。

 一方、中盤以降もレースをリードしたハミルトンは2度にわたる降雨を完全に読み切る抜群の勝負強さを発揮。トップ走行の43周目にインターミディエイトへの交換を真っ先に決断すると、コース復帰後は滑りやすい路面コンディションにもその座を脅かされることなく、終わってみれば自身初となる母国ポール・トゥ・ウインで今季5勝目となるトップチェッカーを受けた。

 一時はダブル表彰台も見えていたウイリアムズは、最大で15秒近くも引き離していたベッテルに次ぐ4位と5位に終わる悔しい結果に。6位にレッドブルのダニール・クビアトが入り、今回、Bスペックと呼ばれる新型マシンを持ち込んだフォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグが7位を獲得。終盤まで6番手につけていたフェラーリのキミ・ライコネンはインターミディエイトに変えるタイミングを誤り、8位フィニッシュ。9位にはもう一台のフォース・インディアを駆るセルジオ・ペレスが入った。

 マクラーレン・ホンダは、ジェンソン・バトンがスタート直後のアクシデントでリタイアに終わったが、フェルナンド・アロンソは完走13台というサバイバルレースを生き残り10位でフィニッシュ。今季初入賞を果たした。

本日のレースクイーン

知念佑ちねんゆう
2026年 / スーパーGT
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