レッドブルRB15の冷却対策
レッドブルRB15の冷却対策

そして三つ目の対策が、冷却である。空気が薄い分、エンジンとブレーキ、そしてタイヤも、平地を走行する際よりはるかに冷えにくい。その中でも各チームが最も苦労していたのが、ラジエターにいかに多くの空気を流すかであった。たとえばレッドブルRB15は、リヤサスペンションのアッパーアーム部分に開口部を設けていた。

「人々が想像するラジエターといえば、サイドポンツーンが代表的だと思う。しかし今のF1マシンでは、それ以外にも至るところにラジエターが搭載されている」と、レーシングポイントのテクニカル・ディレクター、アンドリュー・グリーンは言う。

「たとえばドライバーの背後や、エンジン本体後部、あるいはギヤボックス上部といった具合に。エンジン本体だけでも、水とオイルを冷やさないといけない。そしてハイブリッドシステムでは、ジェネレーターやバッテリー、ECUを冷やすことも重要だ」

「さらにトランスミッションや油圧系も、十分に冷やさないと機能しない。F1の歴史上、ラジエターやインタークーラーの重要性は、今が一番だろうね」

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