実のところ、ビルヌーブはウイリアムズがトップチームに追いつきたいと考えているのかどうか疑問に思っている。ウイリアムズの企業としての財政面は、現在のところ非常に満足できる状況にあるからだ。

「昨年ウイリアムズは最下位だったが、1600万ドル(約17億4200万円)を手に入れた。チームの経営陣も、株主たちも満足だろう。もしさらに利益を増やせたら、いっそう満足することだろう」

「たとえば予算制限を5000万ドル(約54億4300万円)にしたとする。ウイリアムズは2000万ドル(約21億7700万円)しか使わずに、グリッドの最下位に居続けるだろう」とビルヌーブは語った。

2019年F1第19戦アメリカGP決勝 ロバート・クビサ、ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)
2019年F1第19戦アメリカGP決勝 ロバート・クビサ、ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)

 ビルヌーブの予算制限に関する結論は、彼らしく明確で大胆なものだった。「言えることは、この施策は冗談だということだ。誰の利益にもならない」

 またビルヌーブは、その他の新技術レギュレーションについても不満を持っている。新レギュレーションではマシンは重くなり、1周あたり3秒から4秒遅くなるとみられている。

「マシンが遅くなることは気にすることではない。ドライブするのが難しいマシンをデザインするだけでいい」とビルヌーブは語った。「スピードはレースの質とは関係がない」

「今後マシンは25kg重くなる。重ければ重いほど、マシンは安定する。そのことは助けにはならない」

「我々には軽いマシンによる活気のあるショーが必要なのだ。(新ルールのものでは)そうはならないだろう」

「とはいえ実際、改善が必要なのは彼らが主張するように“ショー”ではない。我々はこのスポーツそのものを改善しなければならないのだ。特に、チームにはもっと自由を与えなければならない」

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