それを隣で聞いていたフェラーリのマッティア・ビノット代表は「トトが言ったことは、私にもわかる」と語った。なぜなら、フェラーリも昨年の終盤にFIAから技術的指令書を受け取っていたという経験があるからだ。そして、こう続けた。

「FIAからパワーユニットに関する技術指令書が出されたのは、これが最初ではない。そして、おそらくこれは最後でもないだろう。それだけ現在のパワーユニットが複雑で規制がいかに難しいかを示している。この数カ月の間にパワーユニットに関する多くの技術指令書が発行され、それらすべてが最終的にすべてのパワーユニットマニュファクチャラーに影響を与えたと思う」

「だから、これから発行されるものも影響を与えるだろう。それが特定のパワーユニットにどれだけ影響を与えるかは、正式な技術指令書が出るまでわからない。なぜなら、それは内容次第だからだ。技術指令書というのは、特定のパワーユニットマニュファクチャラーだけに発行されるものではない。レギュレーションもまた非常に複雑だからね」

 果たして、予選モード禁止に関する次の正式な技術指令書はいつ出るのか。そして、その詳細はどんな内容となっているのか。それによっては、2021年のチャンピオンシップの流れは大きく変わるかもしれない。

シャルル・ルクレール(フェラーリ)
2020年F1第6戦スペインGP シャルル・ルクレール(フェラーリ)

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