2020年F1イタリアGP決勝で、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンはトラブルによりリタイア、アレクサンダー・アルボンは15位だった。スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは初優勝、ダニール・クビアトは9位で入賞を飾った。
ガスリーは、53周のレースを10番グリッドからソフトタイヤでスタート、19周目にハードに履き替え、赤旗中にミディアムに交換して走り切った。セーフティカー出動直前に1回目のピットストップを行い、直後に他のほぼ全員がタイヤ交換に入ったことで、ガスリーは23周目に3番手に繰り上がった。その後、シャルル・ルクレール(フェラーリ)のアクシデントによる赤旗中断を経て、再スタートでランス・ストロール(レーシングポイント)の前に出て、首位のルイス・ハミルトン(メルセデス)がペナルティで後退したため、ガスリーは28周目にトップに立った。カルロス・サインツJr.(マクラーレン)から激しい追撃を受けながら、ガスリーは凌ぎ切って0.4秒差でF1初優勝を挙げた。