2020年F1第8戦イタリアGPの決勝レース中盤にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がまさかのパワーユニット由来のリタイアを喫し、チームメイトのアレクサンダー・アルボンも入賞圏外を走行する厳しい展開。それだけにアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーが首位に立ち、背後から猛追を受けながら走り続けている時には、「とにかく守り切って勝ってほしいという思いでいっぱいだった」と、ホンダF1の田辺豊治テクニカルディレクターは述懐する。
そしてガスリーは見事に、初優勝を果たした。「ホンダが今ここにいるのは、彼らのおかげ」と語る田辺TDに、アルファタウリ・ホンダの戦いを振り返ってもらった。