●ドリフトブーム到来か

「前を走っているのは誰だい? 素晴らしいドリフトをしているよ!」と思わず無線で叫んだのはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。

 すると「ああ、ハミルトンだ」とチームから応答があり、続けて「ああ、ちょうど今グリップを失ったんだ」と当の本人からチームの垣根を越えて無線で回答した。

 前戦トルコGPでは滑りやすい路面にスピンやドリフトが連発したのは記憶に新しい。F1ドライバーは身体がドリフトを覚えてしまったか?

●背水の陣なアルボン

 レッドブルは未だ2021年シーズンのもう1席を確定していない。それはアレクサンダー・アルボンに期待を抱いているからだ。

 だがシート問題がメディアに騒がれるようになって以降、プレッシャーが増すアルボンは精細を欠く様子が散見される。フリー走行2回目では大きなクラッシュを喫してしまった。

 昨年のような速さを取り戻したいのは、周囲も本人も同じところ。しかし、歯車が噛み合わない。

●犬、ふたたび。

「いま、犬? それとも猫? を見たんだ。きっとそうだと思う」と無線が入る。各ドライバーも反応し「なんと言えばいいか、誰が犬を放った? 誰?誰?誰?」となかば楽しげに喋るのはフェラーリのセバスチャン・ベッテル。

「ロスコーでないことを祈るよ」と語るのはメルセデスのルイス・ハミルトン。

 フリー走行2回目、どこからか現れた犬がふたたび注目の的となった。前戦トルコGPの予選でも犬が登場しSNSは大盛り上がり。これに呼応してか、今回はスピードメーターと無線まで登場している。

 いいねの数は1万を、リツイート数は4000を越え、堂々の”優勝”だ。

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