34周目に2番手のフェルスタッペンがピットインしたため、メルセデスは35周目にハミルトンをピットに呼び、先頭のままコースに復帰させる。そして、44周目にはこうアドバイスを送る。

メルセデス:フェルスタッペンに対して、ターン8と9のイニシャルブレーキングでタイムを失っている

 上位陣が2回目のピットストップを行う中、ステイアウトしたのがピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)だった。そのガスリーを攻め立てたのが、マクラーレン勢だ。44周目にランド・ノリスがオーバーテイクして5番手に上がると、次はカルロス・サインツJr.がガスリーとの差を詰めていく。

マクラーレン:ガスリーと2.5秒差、やっつけろ

 そのころ、3番手を走行していたセルジオ・ペレス(レーシングポイント)はほとんどバトルらしいバトルもせずに、単調なレースとなっていた。

ペレス:何も無線が来ないけど、みんな寝ちゃった?
レーシングポイント:ちゃんと見ているよ


 51周目にサインツにオーバーテイクされたガスリーの背後に、リカルドが迫る。

ガスリー:トラクションがなくなってきた
アルファタウリ:あと5周だ。行けるか??
ガスリー:わからないけど、やってみる。だから、もっとパワーを与えてほしい

 こうして、レースは最終盤に突入していく。そして、ここでも再び波乱が起きる。
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無線レビュー(4)へ続く

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