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F1 ニュース

投稿日: 2016.04.01 17:22
更新日: 2016.04.01 17:37

「なぜ『バニラアイス』を売り続ける?」とベッテル

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F1 | 「なぜ『バニラアイス』を売り続ける?」とベッテル

 これに対しベッテルの僚友キミ・ライコネンは、オーストラリアGPとまったく同じシナリオが展開されるだろうと予想している。つまり、最初のQ1は盛り上がるものの、Q3は多くのドライバーがアタックをしないまま次々と脱落していくというアンチクライマックスだ。
「程度の差こそあれ、基本的には同じことになると思う。いつも言っているように、ルールを決めるのは僕らの仕事ではない。こちらとしては、そのルールのなかで最善の成績が得られるような戦い方をするだけだ」

 ルノーのジョリオン・パーマーは、デビュー戦ながらQ1を突破してみせたこともあり、新方式予選をエンジョイしたという数少ないドライバーのひとりだ。しかし、彼もバーレーンで代替案が実施されないことに驚いたと語っている。
「Q3が期待はずれだったことは間違いない。特にファンにとってはね。僕は(オーストラリアで)Q3には参加しなかったけど、同じ方式で続けると聞かされたのは意外だった。以前のフォーマットに戻して、それで話は終わりだと思っていたよ。新方式が良いと言う人はひとりもいないようだったからね」

 一方、チームメイトのケビン・マグヌッセンは、特にこの話が「Uターン」で終わったことに不満を感じているようだ。
「予選方式は変えるという話だったから、結局前回と同じになったのは驚きだね。次から普通の予選に戻ると聞かされていたのに、またオーストラリアと同じ方式だなんて、いったいどうなってるのって感じだよ」

 そして、このところF1の統治機構への批判的な発言を続けているルイス・ハミルトンは、これもまた現体制が抱える問題の典型的な例だと語った。
「あいかわらず話がスッキリ決まらないね。堂々巡りの議論が繰り返されて、一度決めたことがまたすぐに変わってしまう。あの予選を見てファンがどれほど腹を立て、どれほど不満を感じたかを考えれば、どうして今回も同じ方式なのか理解に苦しむよ」


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています

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