通常であれば、グランプリ2日目に入った土曜日のコースは、路面にラバーが乗り、前日よりもグリップが上がっていく傾向にある。しかし、昨年10月のポルトガルGP開催に向けて路面を再舗装したアルガルベ・サーキットは、新しいアスファルト特有の滑りやすい路面に変わり、それは半年経った今年も変わりなかった。そして、その路面と多くのドライバーが格闘していた。
優勝経験もあるダニエル・リカルド(マクラーレン)は「フラストレーションのたまる1日だった。どこで間違ったのかはまだよくわからない。ミディアムタイヤでは感触がよかったのに、ソフトタイヤに履き替えたら、うまくまとまらなかった」と予選16番手に終わり、まさかのQ1落ちとなったほどだった。