2021年F1第5戦モナコGPでは、レッドブル・ホンダが優勝、4位の成績を挙げた一方で、アルファタウリ・ホンダはピエール・ガスリー6位、角田裕毅16位完走という結果にとどまった。予選でのガスリーはフェラーリ、マクラーレンのライバルたちに伍して6番グリッドを獲得したものの、レースペースが思ったほど伸びなかった。
タイヤの温まりに苦しみ、本来の速さを発揮するのに時間がかかってしまった」というのが、ホンダF1の本橋正充チーフエンジニアの分析だった。一方でパワーユニットに関しては、厳しかった燃費、接近戦での油温や水温の上昇にも「しっかり対応できた」と言う。また角田については、「初めてのモナコで、フリー走行のミスを繰り返すことなく、しっかり完走した。今後につながるレースだった」と評価した。