前戦アゼルバイジャンGPでは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)のタイヤトラブルで出された赤旗により、ラスト2周のスプリントレースに勝負の行方が持ち込まれた。6番手からスタートした角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)は、スタート直後にランド・ノリス(マクラーレン)とフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)にかわされ、7位に終わった。
レース後、角田は「レッドフラッグの後は少しフラストレーションの溜まる2周でした」と語った。アゼルバイジャンから、新居があるイタリア・ファエンツァへ戻り、ファクトリーでエンジニアたちとラスト2周のスプリントレースを分析した。
「再スタートで、少しリアクションタイムが遅れてしまったようです」とポール・リカールで語る角田。いったい何が起きたのか。