前戦オーストリアでのレースを終えた後、角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)はしばらくレッドブルリンクに残った。ピレリが2022年から導入する18インチタイヤのテストのためだ。
「ルーキーなので、少しでもマシンに多く乗ることができるのは、僕にとってとても大切だし、面白い仕事でした」と言う角田にとって、イギリスGPで採用される、約100kmの短いレース形式の『スプリント予選』と呼ばれる新たなセッションを採り入れた新しいフォーマットはハンディとなる。「F1マシンでの走行経験が(シルバーストンでは)少ないにもかかわらず、予選までのフリー走行が1セッションだけ」(角田)だからだ。