36年ぶりに復活した2021年F1第13戦オランダGPをマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がポール・トゥ・ウインで制し、ドライバーズ選手権でもルイス・ハミルトン(メルセデス)を抜いて再び首位に立った。しかしメルセデスが2、3位に入ったこともあって、コンストラクターズ選手権では逆にリードを広げられた。
今回は地元の熱い声援を受けてフェルスタッペンが圧勝したものの、次戦イタリアGPは現行パワーユニットでレッドブルは勝ったことがなく、その次のロシアGPに至ってはメルセデスが全勝している。ホンダF1田辺豊治テクニカルディレクターは「最善の準備を重ねてレースに臨む」としつつも、「思いどおりにはいかないだろう」と、シーズン後半も厳しい戦いが続くことを覚悟しているようだった。